[P-44] バイオフィルムを着生床とするColpodaシスト形成
Keywords:バイオフィルム、原生動物、シスト、酢酸、水路
希薄な酢酸溶液に浸したスライドガラス上に細菌のバイオフィルムを形成させた。干した稲ワラから脱シストさせた原生動物Colpoda個体群を液相に遊泳させ、シスト形成を誘導した。形成されたシストがColpoda属のものであることを、栄養源（酵母錠剤）を増強して確認した。 Colpodaのシストはバイオフィルムに埋没するように形成された。錠剤のパッケージ（PTP）構造と酷似し、シート状のバイオフィルムからシストが泳ぎ出すのを観察した。 降雨後の水路でバイオフィルムが形成されているのに気づき、食酢の希釈溶液シリーズ（10-2～10-7）に河川水または飼育水を植種し、着生床としてバイオフィルムを形成した。