[P-46] BR反応の不思議~硫酸マンガンの量による反応限界~
キーワード:BR反応、Briggs-Rauscher、振動反応、硫酸マンガン(Ⅱ)
<概要>
BR反応(Briggs-Rauscher反応)とは、1972年に発見された、次々とある生成物の濃度が周期性をもって変化する振動反応と呼ばれるもののひとつである。今回、先輩の研究結果をもとに、BR反応の周期的な変色が起こるかどうかには、その反応で使用される硫酸マンガンの量が関係しており、この量が多すぎても少なすぎても振動反応が開始されない事が確認された。そこで、硫酸マンガンの使用量を変化させることで振動反応が開始される限界はどこにあるのかを探り、その原因の追究を目指した。
BR反応(Briggs-Rauscher反応)とは、1972年に発見された、次々とある生成物の濃度が周期性をもって変化する振動反応と呼ばれるもののひとつである。今回、先輩の研究結果をもとに、BR反応の周期的な変色が起こるかどうかには、その反応で使用される硫酸マンガンの量が関係しており、この量が多すぎても少なすぎても振動反応が開始されない事が確認された。そこで、硫酸マンガンの使用量を変化させることで振動反応が開始される限界はどこにあるのかを探り、その原因の追究を目指した。
<考察・展望>
硫酸マンガンと振動回数や継続時間、周期平均との間には、硫酸マンガンの量を増やすにしたがって、各値が減少していくものと考えられる。硫酸マンガンはいずれの量でも反応したことから反応が進行する上限は5倍より上であるが、どこかで上限に達するものと予想される。途中、硫酸マンガンの量を変えても反応しない時があったが、濃硫酸を新しくすると反応したことから、硫酸の濃度低下が反応の開始に影響していることが考えられ、今後は、硫酸の必要量も確認したいと考えている。
硫酸マンガンと振動回数や継続時間、周期平均との間には、硫酸マンガンの量を増やすにしたがって、各値が減少していくものと考えられる。硫酸マンガンはいずれの量でも反応したことから反応が進行する上限は5倍より上であるが、どこかで上限に達するものと予想される。途中、硫酸マンガンの量を変えても反応しない時があったが、濃硫酸を新しくすると反応したことから、硫酸の濃度低下が反応の開始に影響していることが考えられ、今後は、硫酸の必要量も確認したいと考えている。