サイエンスキャッスル2018

講演情報

関東大会 » ポスター発表①・偶数

[ES104] ポスター発表 偶数

2018年12月23日(日) 16:00 〜 17:00 ポスター/ブースエリア (7F 大体育館)

[P-8] 実験室内で自然環境を再現する試み

多比羅帆夏, 西柊磨, 桑島竜一朗, 鶴嘉信 (浦和実業学園中学校高等学校 生物部)

キーワード:自然環境、ハイドロカルチャー、オーバーフロー水槽、昼夜反転装置

<概要>
本校生物部では、4年前より主に日本の生態系を再現する取り組みを実施している。現在、水域の生態系17種類、陸の生態系8種類を作成し、日々調整を加えている。本研究は、適切な温度と湿度を維持できるよう工夫を凝らした。また、装置を形作る枠の部分に使用していた木材が劣化したため、アルミ製の枠と交換し見た目にも美しい作りへと改良した。
<考察・展望>
照葉樹林の再現においては、微調整を行いながら来年夏の実用化を目指している。針葉樹林の霧の発生装置については、空気の流れが装置全体に拡散するような仕組みを整えることで、コケの絨毯の完成は近いと考えている。落葉樹林の温度管理については、昆虫飼育用のクーラーを用いたが、重量があり設置の安全性に不安がある点については、その改善策としてスポットクーラーの採用を検討している。