SCIENCE CASTLE2018

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九州大会 » 口頭発表

[SS103] 口頭発表 O-1〜O-6

Sun. Dec 16, 2018 10:05 AM - 11:35 AM 口頭発表会場 (2F ホール)

[O-4] 宇宙利用の可能性

大神徳己1,2, 阿武太一1,2 (1.福岡舞鶴高等学校 理科部, 2.SED宇宙研究開発部)

Keywords:宇宙、宇宙開発、ロケット、イオンエンジン、医療、人工衛星

<概要>
研究の目的は、宇宙の利用方法に革命をもたらすためです。創薬の分野だと、現在、人が宇宙ステーションで実験を行い、莫大な費用を消費して行っています。それを小型のロケットで遠隔実験機器を搭載した小型衛星を打ち上げることで、従来の様々な過程をなくし、大幅に費用削減を行うことができます。また、打ち上げ回数の増加から、研究速度の加速が期待できます。もう一つは、地球の周りを飛んでいる衛星などが、地球の周りの大気により、空気抵抗を受けています。よって、衛星は軌道を維持する必要があります。また、燃料が尽きると衛星が使えなくなってしまいます。しかし、今まで抵抗とされてきた大気をイオン化し噴射させることにより、推力を得て、軌道の維持、もしくは、高度をあげることが可能です。これらの要因を踏まえ、我々は、ロケットの開発及び衛星の開発、大気使用型イオンエンジンの開発を進めています。
<考察・展望>
ロケット研究に関しては、風が直接当たる面積を減少させたことが、空気抵抗を減少させる大きな要因になったと考えています。

イオンエンジン に関しては、2極の電極間で放電が起きてしまう原因が、電気を通しにくい外部の物質(空気)が少なくなり放電が起きていると考えています。放電が起きないようにするために絶縁体の配置方法や電極の形状を工夫し、実験を行っています。