SCIENCE CASTLE2018

Presentation information

関西大会 » ポスター発表・奇数

[WS103] ポスター発表 奇数

Sun. Dec 23, 2018 10:30 AM - 11:20 AM ポスター/ブースエリア (体育館)

[P-107] お米鑑定刑事課ーDNAでお米鑑定ー

斎藤仁子1, 浦田歩乃歌2, 中村友怜3, 広本芹奈4, 大谷隼太郎5 (1.堺市立金岡北中学校, 2.堺市立福泉中学校, 3.堺市立登美丘中学校, 4.堺市立中百舌鳥中学校, 5.桃山学院中学校)

Keywords:DNA鑑定、PCR法

<概要>
全ての生物はDNAを遺伝情報として持っている。DNA鑑定で多くの生物の鑑定がされているが、固くて乾燥したお米もDNA鑑定でその品種を判定できるかを調べてみた。本研究では6種類のお米に対してDNA抽出、PCRによるDNA増幅を行い、DNA鑑定を行った。その結果、1種類はDNAの抽出に失敗したが、残りの5種類はDNA鑑定までできた。標準チャートと比較した場合、判別が難しいものもあったが、5種類のお米の種類を決定することができた。
<考察・展望>
5種類の米のDNA鑑定まで行ったが、判別の難しいものもあった。この1つの原因としてRNAの除去が不十分で、実験結果に悪影響をしたと考えた。そこで、RNA分解酵素を入れた場合と入れない場合で同様の実験を行い、DNA長さ分布の比較を行った。本来、差が出るはずであるが両者はほぼ同じ長さ分布となり、RNAの除去が不十分であることがわかった。RNAの除去を確実に行い、明瞭なDNA長さ分布を得る必要がある。