[P-110] アカハライモリのクローン作成を目指して
キーワード:アカハライモリ、クローン、胚発生
<概要>
アカハライモリの初となるクローン技術の確立を目的としている。方法は、ドナーとなる受精卵を胞胚期まで発生させ、マイクロピペットまたはUVランプどちらかの方法で除核した未受精卵に、ドナーの割球を核移植する。薬品で核移植後の卵を賦活させたのち、発生の様子を観察する。結果は、胞胚期まで発生が進むことを確認できたが、発生率が低かった。今後、胞胚期以降の発生と発生率の向上を目指す。
アカハライモリの初となるクローン技術の確立を目的としている。方法は、ドナーとなる受精卵を胞胚期まで発生させ、マイクロピペットまたはUVランプどちらかの方法で除核した未受精卵に、ドナーの割球を核移植する。薬品で核移植後の卵を賦活させたのち、発生の様子を観察する。結果は、胞胚期まで発生が進むことを確認できたが、発生率が低かった。今後、胞胚期以降の発生と発生率の向上を目指す。
<考察・展望>
現段階の結果からは、アカハライモリの卵の発生過程において、胞胚期まで発生が進むと全能性がなくなると考えられる。今後、ドナーの発生段階に応じて結果が異なるかもしれない。また、除核の方法を工夫したが、実験に用いる卵の採取方法にも問題があり、結果に影響している可能性もある。さまざまな角度から方法を見直し、クローン技術の確立に向けて、最適な方法・環境を作り上げたい。
現段階の結果からは、アカハライモリの卵の発生過程において、胞胚期まで発生が進むと全能性がなくなると考えられる。今後、ドナーの発生段階に応じて結果が異なるかもしれない。また、除核の方法を工夫したが、実験に用いる卵の採取方法にも問題があり、結果に影響している可能性もある。さまざまな角度から方法を見直し、クローン技術の確立に向けて、最適な方法・環境を作り上げたい。