特別セッション
特別セッションI
脱炭素,省エネ,低環境負荷につながる成形加工・材料・評価技術
太田孝雄(奈良工業高等専門学校),神崎昌之(一般社団法人サステナブル経営推進機構),笹田昌弘(同志社大),仙波健(京都市産業技術研究所)
太田孝雄(奈良工業高等専門学校),神崎昌之(一般社団法人サステナブル経営推進機構),笹田昌弘(同志社大),仙波健(京都市産業技術研究所)
京都議定書から25年,COP26では,産業革命前からの気温上昇幅を1.5℃に抑えることを目標とすることが明記されました。この目標の達成には2050 年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとすることが必要と言われています。今,プラスチック産業ではこの目標を達成するための取組を加速させていますが,成形加工(加工機械,加工工法),材料(素材,添加剤,複合化),評価技術(LCA,生分解性,シミュレーション)など,各分野の連携がなければ非常に困難であることは間違いありません。本セッションでは,成形加工,材料,そして評価技術の広範な分野から,脱炭素,省エネ,低環境負荷につながる発表を募集します。加工,材料,評価の第一線で活躍する研究者による交流が,COP26-世界目標「気温上昇を1.5度に抑える」達成に貢献できることを期待します。多数のご講演のお申し込みをお待ちしております。
特別セッションⅡ
自動車関連分野におけるプラスチック・ゴム材料
秋山滉太(ジェイテクト)、浦川理(阪大)
秋山滉太(ジェイテクト)、浦川理(阪大)
電動化や知能化,情報化など,自動車業界は100年に一度の変革期を迎えたと言われています。とりわけ,カーボンニュートラルへの対応は喫緊の課題とされており,LCAの観点からプラスチック活用への期待が高まっています。また,車を支えるタイヤにも,より高い環境性能と安全性能が求められています。本セッションでは,自動車関連分野のプラスチック・ゴム材料およびそれらの成形加工やリサイクル技術等について広く議論する場を提供し,これらに関連する講演を広く募集します。多数のご講演のお申し込みをお待ちしております。
特別セッションIII
デジタル技術を用いたプラスチック成形加工・材料・評価技術
板倉大輔(東洋紡)、小武内清貴(同志社大)、西川雅章(京都大)
板倉大輔(東洋紡)、小武内清貴(同志社大)、西川雅章(京都大)
近年,形状データから金型なしで造形可能なアディティブ・マニュファクチャリング(AM)を始め,熟練技能者のノウハウや成形装置の状態等をセンシングおよびデータ化し,見える化するIoT(Internet of Things)技術,それらを人口知能(AI)の活用により形式知する試みが進められています。材料開発においても,膨大な実験結果などのデータを用いたマテリアルインフォマティクス(MI)の活用が進んでいます。また,金型の設計や製造においてCAE技術の活用は今や必要不可欠となっています。本セッションではプラスチック成形加工におけるこれらデジタル技術の活用,いわゆるデジタルトランスフォーメーションに関わる,次世代のものづくりについて議論する場を提供し,これらに関連する講演を広く募集します.多数のご講演のお申し込みをお待ちしております。
特別セッションIV
地方公設試の持つ技術シーズ
琴原優輝(奈良県産業振興総合センタ)、東青史(大阪産業技術研究所)、平瀬龍二(兵庫県立工業技術センタ)
琴原優輝(奈良県産業振興総合センタ)、東青史(大阪産業技術研究所)、平瀬龍二(兵庫県立工業技術センタ)
地方自治体によって各都道府県に設置されている公設試験研究機関(公設試)は,地域の産業振興に関する技術的な支援(企業への技術支援、依頼試験、受託分析など)を行うとともに,産業界のニーズに対応するための技術開発も行っています。プラスチックやゴムの成形加工に関する研究開発を実施している機関は多くあり,種々の技術シーズを有しています。本セッションでは,公設試が有するプラスチックおよびゴムの成形加工などに関する技術シーズを一堂に会し,所属を超えて議論できる場を提供致します。これらの技術に関連する講演を広く募集致します。多数のご講演のお申し込みをお待ちしております。
特別セッションV
特色ある関西のものづくり企業(ポスター発表)
奥村俊彦(大阪産業技術研究所)、平田園子(西日本プラスチック製品工業協会)、山口莉嘉(大阪銘板)
奥村俊彦(大阪産業技術研究所)、平田園子(西日本プラスチック製品工業協会)、山口莉嘉(大阪銘板)
関西地区にはプラスチック成形加工関連の技術・製品開発などを精力的に行う,ユニークで高い技術力を誇る企業が多数集まっています。本セッションはこれらを“特色ある関西のものづくり企業”というキーワードのもとに集約し,企業独自あるいは地域の大学や公設試等と共同で開発したものづくり技術・オンリーワンな製品等をポスター発表してくださる,「我こそは!」という企業を広く募集します。この発表を次の飛躍のチャンスとして,シンポジア参加者との技術交流・共同開発・製品づくりのきっかけを想像する場とすることを目指します。多数の参加申し込みをお待ちしております。