[A-9] ワイドバンドシステム

[A-9-7] An Experimental Study on Visible Light Communication Based on High-Dynamic Range Images

^○黄瑞怡¹, 山里敬也¹, 木下雅之², 岡田啓¹, 鎌倉浩嗣², 荒井伸太郎³, 圓道知博⁴, 藤井俊彰¹ (1.名大, 2.千葉工大, 3.岡山理科大, 4.長岡技科大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

Keywords:可視光通信

本研究では，高速イメージセンサー通信を実現するためにパルス幅変調(Pulse-width modulation, PWM)を使用している.
しかし，データ量の増加に伴い，より多くのビットを伝送するためには，より多くのレベルのPWMを用いてデータを変調する必要がある.
また，PWM復調には正確なシンボル判定が不可欠である.
レベル数の多いPWMの場合，レベル数が増えるとLED領域内の受信画素が飽和する可能性がある.LEDの飽和は，特に高いレベルにおいて，各レベルを区別する際の輝度測定の信頼性を低下させる.

本研究では，露出設定の異なる2台の高速度カメラを受信機として用いることで，LED飽和の問題を解決する.
露出の異なる2つのLED画像を使用することで，LEDの露出が異なる画像ペアを取得し，LEDのハイダイナミックレンジ（HDR）画像を生成する.
本研究では，HDR合成を提案し，HDRを通信に応用することで，データレートを向上させる.