[BS-3-10] スループットヒートマップに基づくHAPS軌道最適化
この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。
キーワード:HAPS、UAV、ビーム制御、軌道最適化、スループットヒートマップ
HAPS (High Altitude Platform Station) は,成層圏を飛行する無人航空機から,地上の広範囲にわたるUE (User Equipment) に通信を提供するプラットフォームである.本研究では,スループットヒートマップ (スループットマップ) に基づくHAPS軌道最適化手法を提案し,航空機としてのHAPSの軌道制約を考慮してHAPS軌道を設計する.HAPS軌道は,各UEの平均スループット等,改善すべきスループット特性に応じて最適化される.東京の実際のUE分布を用いて計算機シミュレーションを行った結果,最適化されていない円軌道と比較して,準最適化した8の字軌道は,5・50パーセンタイル値がそれぞれ9.9%,15.5%改善された.スループットの50,75,95パーセンタイルの改善を目的とした準最適8の字軌道では,それぞれ50パーセンタイル付近,50-96パーセンタイル付近,96パーセンタイル以上のスループット特性が改善された.
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