2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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公募シンポジウムセッション

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[BS-3] 新しいネットワークトポロジーを実現する次世代無線通信技術

2023年9月13日(水) 13:00 〜 16:35 全学教育棟 本館 南棟 2階S2Y講義室

座長:安達宏一(電通大),中村 理(シャープ)

<4〜11>
無線通信システム研専

[BS-3-10] スループットヒートマップに基づくHAPS軌道最適化

森達也, 大槻知明 (慶大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:HAPS、UAV、ビーム制御、軌道最適化、スループットヒートマップ

HAPS (High Altitude Platform Station) は,成層圏を飛行する無人航空機から,地上の広範囲にわたるUE (User Equipment) に通信を提供するプラットフォームである.本研究では,スループットヒートマップ (スループットマップ) に基づくHAPS軌道最適化手法を提案し,航空機としてのHAPSの軌道制約を考慮してHAPS軌道を設計する.HAPS軌道は,各UEの平均スループット等,改善すべきスループット特性に応じて最適化される.東京の実際のUE分布を用いて計算機シミュレーションを行った結果,最適化されていない円軌道と比較して,準最適化した8の字軌道は,5・50パーセンタイル値がそれぞれ9.9%,15.5%改善された.スループットの50,75,95パーセンタイルの改善を目的とした準最適8の字軌道では,それぞれ50パーセンタイル付近,50-96パーセンタイル付近,96パーセンタイル以上のスループット特性が改善された.

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