2023年電子情報通信学会ソサイエティ大会

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[C-13] 有機エレクトロニクス

2023年9月13日(水) 13:00 〜 14:15 全学教育棟 本館 中棟 2階C20講義室

座長:小南裕子(静岡大),伊東栄次(信州大)

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有機エレクトロニクス研専

[C-13-4] 双極子緩和時間の異なる摩擦発電の等価回路パラメータ評価のためのIV測定系構築とpoly(vinylidenefluoride-trifluoroethylene)の評価

岡本裕介, 田口大, 間中孝彰 (東工大)

この講演は本会「学術奨励賞受賞候補者」の資格対象です。

キーワード:摩擦発電、双極子緩和時間、熱刺激電流、強誘電ポリマー、誘電分極、等価回路

摩擦電気から電気的エネルギーを取り出す摩擦発電の研究が活発化している.我々は誘電物性の立場から,摩擦で揃えた永久双極子の配向が緩和する過程で外部負荷に電力を供給する等価回路モデルを提案した(図1(a))[1].このモデルでは,発電特性は双極子緩和時間τで表される.(電流源:I_s=P_0・A/τ, 内部コンダクタンス:G_i=C_s/τ,P_0:初期分極,A:電極面積,C_s:静電容量).これまでにpoly(vinylidenefluoride-trifluoroethylene)(P(VDF-TrFE))の双極子緩和時間τを熱刺激電流(TSC)で評価し,摩擦発電の解析を進めてきた.本発表では,緩和時間の温度依存性から発電特性を検討するため,温度を制御して摩擦発電のIV特性を評価する測定系を構築したので報告する.

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