[C-14-14] FDTD法を用いたFRPM管壁伝搬モードの解析と非破壊診断への適用
キーワード:FDTD、FRPM、マイクロ波、スラブ型導波路、非破壊診断、シミュレーション
FRPMは機械的強度が高く, 耐腐食性を持つことから農業用水管や電力ケーブル保護管として利用されている.しかし, まれに施工不良などによって異物(コンクリート片や枕木等)が管底に取り残されることがあり,この部分に応力が集中することで破損する恐れがある. そのため, 非掘削,非破壊で地中埋設パイプラインを診断する技術が求められている.そこで我々は,マイクロ波がFRPM管壁に閉じ込められて伝搬する特性(Radio-over-Pipewall(RoP))に着目し、この特性を利用した診断法を提案している.本研究では,FDTD法を用いたシミュレーションを行うことでFRPM管壁に沿って伝搬するマイクロ波の詳細な解析を行う. この結果を実験データと比較することにより, 埋設管の非破壊診断における異物の推定が可能である.
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