第26回画像センシングシンポジウム

委員長から

実行委員長・プログラム委員長から

SSII 新世紀 産学連創が拓くフロンティア

SSII2020 実行委員長
梅田 和昇
(中央大学)

SSII2020 プログラム委員長
入江 豪
(日本電信電話株式会社)

 画像センシングシンポジウム(SSII)は、1995年の発足以来、画像センシング技術の発展に貢献すべく、その歩みを続けて参りました。多くのみなさまに支えられながら、ここ数年の開催では千名を超えるたくさんの方(前回 SSII2019 では1,406名)にご参加いただけるような国内最大規模のシンポジウムへと成長しております。

 SSII2020 のテーマは「SSII 新世紀 産学連創が拓くフロンティア」といたしました。前回SSII2019では25周年となる大きな節目を迎えた訳ですが、続く今回は新たな四半世紀の始まりの年となります。AI 分野の中核の一つを担う画像センシング技術は、深層学習を始めとする技術イノベーションと熾烈を極める国際競争の中で急速な進化を遂げ、いよいよその真価を問われるようになりつつあります。具体的かつ新たな価値を世に提供し、発展し続けていくためには、これまで以上に産学が一堂に会して学び、育て、交流することのできる機会が不可欠となるでしょう。わたしたち SSII が、その場としての役割を果たしていこうという思いを込めています。

 今回も、例年に漏れず魅力的で盛りだくさんなプログラムを企画しております。

特別講演」では、機械学習、並びに、コンピュータビジョンの各分野を世界的に牽引されている先生方お二人をお招きし、これまでの歴史と将来展望を概観するご講演を頂きます。

チュートリアルセッション」では、期待を集める新しいセンサや、実世界理解、説明可能な AI といった、産業上重要な技術を題材として取り上げます。

オーガナイズドセッション」では、最新技術と産業応用をテーマに、第一線で活躍する方々をお招きしてご討論を頂きます。

世界の最新技術動向を一気にご理解頂けるセッションとして SSII2018 より企画を開始し、大好評を頂いておりました「画像センシング技術の最先端」は、「技術動向解説セッション」と名称を改め、質問ブースを新設するなど、より “わかる” 企画へと強化を図っております。

そして、「インタラクティブセッション」では、産業界・学術界からの多くの参加者の皆様と熱気あるディスカッションをしていただくことのできる場をご提供して参ります。皆様の研究成果ならびにご自身を更に輝かせるため、SSII2020 をご活用ください。

 実行委員一同、一年で最も充実した三日間をご提供できるよう尽力する所存です。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。末筆ながら、これまで SSII を支えてきて下さいました多くの発表者・参加者の皆様、そして今回新たに SSII にご興味をお持ちいただきました皆様に、心より御礼を申し上げます。