The 21st Annual Conference of the Virtual Reality Society of Japan

Exhibitors

75 results  (1 - 20)

[T-1] 〇藤岡 駿介1、広田 光一1、野嶋 琢也1、赤羽 克仁2、佐藤 誠2
1.電気通信大学, 2.東京工業大学

力覚提示システムを用いた触認識に関する評価
触覚:力覚表現
本研究では金属による磁気的な干渉を考慮したSPIDAR-Uを用いて、これまで発生していた皮膚と物体との接触時だけでしか応力が提示できていなかった事による現実とかけ離れた不自然な物理シミュレーションを改善するために、骨と物体の干渉計算を組み込む事でこれを改善した。操作者は指先に4本の糸と磁気センサをつけた指サックを装着・操作しVR空間...

[T-2] 〇小林 亮斗1、平野 克典1、鈴木 静馬1、足立 智也1、板宮 朋基1
1.愛知工科大学工学部

洪水時の車避難の危険性を実感できる模擬運転装置の開発と実用
VR応用:教育・訓練
台風やゲリラ豪雨による洪水や津波・高潮発生の際に車で避難することは大変危険である。ヘッドマウントディスプレイと模擬運転台を用いて運転中に洪水に遭遇し流される様子を実感できる装置を開発し、防災訓練等で車避難の危険性の啓発に活用している。模擬運転台の座席底面を状況に応じて振動させることにより、リアルな運転感覚を再現...

[T-3] 〇田辺 健1、矢野 博明1、岩田 洋夫1
1.筑波大学

2チャンネル振動スピーカを用いた非対称振動による非接地型並進力・回転力ディスプレイ
触覚:錯覚
往復で加速度が異なる非対称振動を提示すると一方向に牽引される並進力を知覚することが知られている.我々はこれまでに振動スピーカと呼ばれる音声信号を機械的な振動に変換するアクチュエータを用いて非対称振動を発生させ,並進力の提示を行った.この原理を応用し,2チャンネルの振動スピーカを用いて把持した拇指と...

[T-4] 〇山口 裕太1、鈴木 久貴1、須貝 孝明1、白井 暁彦1
1.神奈川工科大学

裸眼多重化映像技術(第2報):ExFieldを利用したテーブルトップ型ARゲームシステム -DualDuel-
アート&エンタテインメント 2
本発表は、視聴角度によって異なる映像を見ることができる裸眼多重化映像技術「ExField」を利用したテーブルトップ型ARゲームシステムを提案する。(1)個々のプレイヤーに異なる映像を一つの画面で表示し、(2)自分の状況を他者に見せないかつ、(3)HM...

[T-5] 〇登山 元気1、橋田 朋子1
1.早稲田大学

磁性粉体の位置制御に基づく形状変化と移動が可能な実体ピクセル
アート&エンタテインメント1
実世界の物質を用いて情報を構成する実体ディスプレイの多くは,ピクセルの位置や解像度が予め固定されているため,提示できる情報の自由度が少ないという問題点があった.本研究では,ピクセルの規模を動的に変更でき,且つ制御が比較的容易である素材として磁性粉体に着目する.XYステージに搭載した電磁石アレイにより磁...

[T-6] 〇宮崎 葉月1、南澤 孝太1、仲谷 正史2
1.慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科, 2.北海道大学

ASMRに基づく身体に影響を及ぼす音楽作品の制作
アート&エンタテインメント 2
本研究はASMRを引き起こす音響信号で構成した音楽制作を目的とする。ASMRとはAutonomous Sensory Meridian Responseの略で、この応答を引き起こす音響信号を聴くとソワソワする、リラックスするといった主観体験を引き起こす。本研究では特にASMR音のリラックス効果の側面に着目し、聴...

[T-7] 〇Ma Shuhan1、赤羽 克仁1、中本 高道1、佐藤 誠2
1.東京工業大学, 2.首都大学東京 システムデザイン研究科

携帯端末向け力覚提示付きマルチモーダルインタフェースの提案
触覚:力覚表現
本研究では,携帯端末向け力覚提示付きマルチモーダルインタフェースを提案する.提案装置は力覚提示モジュールを内蔵するミニスピーカーで構成されている.携帯端末のオーディオ端子から出力した電圧信号でミニスピーカーと力覚提示モジュールが駆動され,音声と力を提示する.力覚提示モジュールは制御基板,モータ,一本の糸,指サックで構...

[T-8] 〇櫻井 健太1、青山 一真1, 2、前田 太郎1, 3、安藤 英由樹1, 3
1.大阪大学大学院情報科学研究科, 2.日本学術振興会特別研究員(PD), 3.独立行政法人情報通信研究機構脳情報通信融合研究センター

陰極断続電流刺激による味覚の持続的な増強効果
味覚・嗅覚
本研究は断続的な舌への陰極電流刺激によって継続的な味覚増強手法を確立するものである.これまでの研究において味覚における陰極電流刺激は味覚を弱く感じさせる抑制効果があり,また,刺激を止めた後に順応効果として刺激前に知覚されていた味の濃さより強く感じることが知られていた.しかしながらその効果は短時間のみであった.そこで本研究では,陰極電流...

[T-9] 〇今 悠気1、中村 拓人1, 2、梶本 裕之1
1.電気通信大学, 2.日本学術振興会 特別研究員

ハンガー反射を用いた腰部への回旋力・並進力提示デバイス
触覚:錯覚
ハンガー反射は針金ハンガーを頭に被ると不随意に頭が回旋する現象であり,全身での発生が確認されている.我々は歩行ナビゲーションへの応用を目指し,特に腰部ハンガー反射の歩行への影響を調査してきた.本稿では,空気圧アクチュエーターを用いた腰部ハンガー反射を制御するデバイスの概要,および回旋運動と並進運動の生起について報告する.

[T-10] 〇杉森 順子1、東條 仁1、富岡 俊哉1、永野 佳孝1
1.愛知工科大学

移動する映像と実物体との融合によるエンタテイメントシステムの検討
アート&エンタテインメント1
本研究では,プロジェクタと赤外線カメラを用いてインタラクティブに反応するエンタテイメントシステムを試作した.これは,壁面に投影された映像のなかで動いている妖怪の画像を実物の網で捕まえるゲームである.網の輪に取り付けた赤外線LEDと赤外線カメラにより網の位置を特定することで,動きのある映像の中でも簡...

[T-11] 〇樋口 大貴1、青山 一真1, 2、北尾 太嗣1、前田 太郎1, 3、古川 正紘1, 3、安藤 英由樹1, 3
1.大阪大学 大学院情報科学研究科, 2.日本学術振興会 特別研究員(PD), 3.国立研究開発法人 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター(CiNet)

網膜電気刺激における電流印加位置と眼内閃光の知覚位置の関係
人間拡張技術
網膜電気刺激(GRS)は侵襲性の低い経皮電気刺激により眼内閃光と呼ばれる視野全体への白色なフラッシュを惹起する手法である.この手法は軽量安価な電気刺激装置のみで視覚を提示可能であり,HMDと併用した視覚提示や現実の映像に視覚情報を重畳するARデバイスとしての活用が期待されている.従来のGRSで惹起される眼内閃光は視野全...

[T-12] 〇近藤 亮太1、杉本 麻樹2、南澤 孝太3、稲見 昌彦4、北崎 充晃1
1.豊橋技術科学大学, 2.慶應義塾大学, 3.慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科, 4.東京大学

視覚・運動連動性による透明な身体への身体所有感覚の誘発
人間拡張技術
バーチャルな身体に対して視覚と同期した視覚刺激の提示や,被験者の動きに同期した運動を提示することで,身体所有感覚をその身体に発生させることが可能となる。本研究では被験者の動きと同期する手袋と靴下のみから,透明な身体への身体所有感覚の生起を調べた。その結果,被験者の動きに同期する手袋と靴下を提示することで,透明な身体に対して...

[T-13] 〇廣瀬 公志1
1.ヤフー株式会社

風圧を用いた擬似触覚力覚提示インターフェイス
触覚:温冷覚・風覚
当インターフェイスは、ブロワーという時速60km以上の風を噴出できるデバイスを利用し、風圧により柔らかな物体の触覚を擬似的に再現した。また、手の形状(指の角度など)に応じて風圧を変化させることにより、揉み込みによる反力(力覚)についても疑似的に再現した。

■動画URL:http://www.nicovideo.jp/watc...

[T-14] 〇金子 征太郎1、梶本 裕之1
1.電気通信大学

皮膚水平変位による触感再現のための小型スピーカアレイを用いた1次元触覚ディスプレイの開発
触覚:デバイス
我々はこれまで,テクスチャ面をなぞる際の皮膚の水平変位を高い時間・空間分解能で計測するシステムを開発してきた.本稿ではこの計測データを用いて触覚提示を行うための触覚ディスプレイについて報告する.直線状の接触子が一次元的に1mm間隔で配置され,各接触子がオーディオスピーカによって独立に制御...

[T-15] 〇ヤェム ヴィボル1、岡崎 龍太1、梶本 裕之1
1.電気通信大学

高品位な触覚提示のための電気刺激と機械刺激の併用
触覚:手指感覚拡張
我々の触覚は,4種類の受容器の活動の結果として生じている.もしこれらの受容器を選択的に刺激できれば,これらを組み合わせて様々な触覚を提示可能となると考えられる.本研究では,電気刺激と機械刺激を併用することで上記の4種類の刺激を実現する.高密度電極による電気刺激により高い空間解像度で圧覚と低周波振動覚を生成し,単一のDCモー...

[T-16] 〇掛谷 英紀1、吉田 篤史1、大城 幸雄1、大河内 信弘1
1.筑波大学

フルハイビジョン裸眼立体ディスプレイを利用した手術シミュレーション
VR応用:医療・福祉・ヘルスケア
筆者らは、時分割指向性バックライト方式により、フルハイビジョンで裸眼立体視が可能なディスプレイを開発している。1年前より、同装置に手術シミュレーションソフトを搭載し、医学生の教育に利用を始めている。その間、ディスプレイの輝度向上とクロストーク低減の改良を行った。同シミュレータについて医学生を...

[T-17] 〇柴原 舞1、ヤェム ヴィボル2、佐藤 克成1、梶本 裕之2
1.奈良女子大学, 2.電気通信大学

指の皮膚変形による布感の提示手法の検討
触覚:手指感覚拡張
本研究は,簡便な機構の装置により皮膚を接線方向に変形させることで,布をなぞったときの触感の提示を目指す.装置は,指先の爪側に配置する一つのDCモータで指腹部の接触子を制御し,皮膚変形を生じさせるものである.モータを駆動する入力信号として,実際に布をなぞった際に生じる接線方向の力を計測する.その計測値を利用し,布らしい触感を提示するた...

[T-18] 〇水野 慎士1
1.愛知工業大学

2人用テーブルトップ型運動視差立体視CGシステムを用いた立体映像の共有と協調作業
視覚:立体ディスプレイ
テーブルトップ型運動視差立体視CGは,ユーザの視点を追跡して視点位置に応じた映像をテーブル上に逐次生成することで,テーブル上に実際に物体が存在するような運動視差立体視CG映像を実現する.本研究では,2人のユーザ視点の同時追跡と3D対応プロジェクタとアクティブシャッターグラスを用いることで...

[T-19] 〇山本 智之1、早川 達也1、齊藤 充行1、小林 康秀1、脇田 航1
1.広島市立大学

HMDおよび大腿部圧迫による高度没入型無限歩行システムの提案
触覚:歩行
近年,HMDを用いて我々はVR環境に高度に没入することが可能となった.この様なVR環境にユーザの動作を反映させるためには,歩行や力覚などの呈示が必要である.歩行感覚の呈示では,トレッドミルや足を滑らす,足踏みなどの方式があるが,それらは歩行感覚に違和感が生じる.リアルな歩行感覚の呈示には違和感の解消が必要である.そこで...

[T-20] 〇塩野入 央空1、櫻木 怜1、小玉 亮1、岡崎 龍太1、梶本 裕之1
1.電気通信大学

自動車をモーションプラットフォームとしたVRシステムにおける自動車のHMI周辺における振動提示
自動車とVR
我々はこれまで自動車をモーションプラットフォームとしたVRシステムを開発してきた.このシステムでは,自動車のアクセル開度とシフトの切り替えによってユーザーに揺動を提示するため,表現できる周波数が低いという課題がある.そこでシートやハンドルといった自動車のヒューマンインターフェース(H...