Japan Association for Medical Informatics

[3-F-1-OP16-1] 獨協医科大学病院における、HBV再活性化対策の試み

田中 光昭1, 及川 信次1, 外山 智章2, 磯山 正司3, 中村 正彦4, 堀内 裕次1, 池田 眞由美1, 新保 敬1, 室久 俊光5, 中村 哲也6, 小飼 貴彦7, 菱沼 昭7 (1.獨協医科大学病院 臨床検査センター, 2.獨協医科大学病院 薬剤部, 3.獨協医科大学 医療情報センター 情報処理室, 4.獨協医科大学病院 医事課, 5.獨協医科大学 内科学(消化器), 6.獨協医科大学 医療情報センター, 7.獨協医科大学 感染制御・臨床検査医学)

2009年厚生労働省は、HBV再活性化対策のガイドラインを作成、2014年に改訂版が公表され、「免疫抑制・化学療法を行う前にウイルス感染症検査を実施し、必要に応じた処置を行い、発症を未然に防ぐ」という指針が示された。当院も、各部署独自に再活性化対策へ取り組んでいたが、全診療科に周知することは困難であり、検査・処置履歴を電子カルテ、医事会計システムへ残すために、各職員がアナログな対応を強いられてきた。そうした現状の改善とHBV再活性化防止のため、2015年4月より消化器内科、医事課および臨床検査センターが連携し、シームレスな医師への報告、医事会計システム登録を実現させたので、その構築を報告する。