[3-F-1-OP16-1] 獨協医科大学病院における、HBV再活性化対策の試み
2009年厚生労働省は、HBV再活性化対策のガイドラインを作成、2014年に改訂版が公表され、「免疫抑制・化学療法を行う前にウイルス感染症検査を実施し、必要に応じた処置を行い、発症を未然に防ぐ」という指針が示された。当院も、各部署独自に再活性化対策へ取り組んでいたが、全診療科に周知することは困難であり、検査・処置履歴を電子カルテ、医事会計システムへ残すために、各職員がアナログな対応を強いられてきた。そうした現状の改善とHBV再活性化防止のため、2015年4月より消化器内科、医事課および臨床検査センターが連携し、シームレスな医師への報告、医事会計システム登録を実現させたので、その構築を報告する。