[3-L-3-PP9-5] DWHデータを活用した心房細動と生まれ月の関係の研究
目的:Boland(2015)は網羅的に1688の疾患について生まれ月との関係を調べ、心血管系疾患が生まれ月と関係することを報告した。日本おいても同様の結果が得られるかどうか、当院のDWHデータを用いて検証する。
方法:当院のDWHから心房細動患者6,016人(男性3,876人、女性2,140人)の誕生日データを遡及的に抽出した。日本の出生数は季節的に変動するために、日本の人口調査報告書に基づいて、誕生月ごとの患者数を補正した。心房細動と誕生月との関連性についてはカイ二乗検定を用いた。患者データの分析結果と、心房細動と出生月との間の関連性を示さなかったシミュレーションデータの結果を比較した。
結果:カイ2乗分析は、誕生月の偏差が有意でないことを示した(全体的にはp = 0.631、男性はp = 0.842、女性はp = 0.333)。第1四半期に生まれた女性患者の数は、他の四半期に生まれた女性の女性よりわずかに高かった。しかし、シミュレートされたデータにおける分散の大きさを比較することによって、この差異は単なる偶然であると思われた。
結論:日本の研究では、心房細動と誕生月との関連が確認できなかった。この要因については発表時に考察したい。
方法:当院のDWHから心房細動患者6,016人(男性3,876人、女性2,140人)の誕生日データを遡及的に抽出した。日本の出生数は季節的に変動するために、日本の人口調査報告書に基づいて、誕生月ごとの患者数を補正した。心房細動と誕生月との関連性についてはカイ二乗検定を用いた。患者データの分析結果と、心房細動と出生月との間の関連性を示さなかったシミュレーションデータの結果を比較した。
結果:カイ2乗分析は、誕生月の偏差が有意でないことを示した(全体的にはp = 0.631、男性はp = 0.842、女性はp = 0.333)。第1四半期に生まれた女性患者の数は、他の四半期に生まれた女性の女性よりわずかに高かった。しかし、シミュレートされたデータにおける分散の大きさを比較することによって、この差異は単なる偶然であると思われた。
結論:日本の研究では、心房細動と誕生月との関連が確認できなかった。この要因については発表時に考察したい。