Japan Association for Medical Informatics

[3-L-4-PP11-4] 電子カルテシステム障害対策としてのデータベース遅延監視の取り組み

深澤 雅規, 米山 弘 (社会医療法人財団慈泉会 相澤病院 情報システム部)

災害対策運用の一環として、システム障害発生時対応の見直しを行った。
障害対応の大枠を定めた規定と各部署の運用手順の整備を行い、システム障害を想定した訓練を実施した。
この過程の中で「何をもってシステム障害と判断するか」が課題となった。
データベース監視ツールの導入を行い、判断が難しい「システムの遅延」をツールにより可視化した。
一般的な製品としての監視ツールを使用するのでは無く、電子カルテシステムベンダーを巻き込み開発を行った。
共同にて仕様策定と実環境での試験稼動を行い、本運用に移行し24時間監視を行っている。
電子カルテ・オーダリングシステムの基幹データベースに対する応答速度とブロッキングの監視・通知体制を敷き
明確な基準による迅速な障害判断を実現した。

ベンダーとの共同による監視・通知体制の取り組みを紹介する。