Japan Association for Medical Informatics

[3-D-4-05] 特定健康診査における受診者のHbA1cの変化に関連する因子の検討

*Mao Hamadate1, Yasuhiro Morii2, jun nakaya2, Katsuhiko Ogasawara2 (1. 北海道大学大学院保健科学院, 2. 北海道大学大学院保健科学研究院)

HbA1c, Diabetes, Specific medical checkup


[緒言]近年日本では糖尿病の患者数が増加しており、2017年には過去最高の328.9万人に達したことが厚生労働省の患者調査により発表された。その中でもⅡ型糖尿病の発症には、血糖値の上昇が重要な要因として挙げられるため、その予防として生活習慣の改善を早期に行う必要がある。[目的]本研究では特定健康診査(以下、特定健診)受診者データから、特定健診受診者データからHbA1cを通じた糖尿病予防の関連要因を特定することで、健康増進関連の施策改善に資することを目的とし、糖尿病の指標の1つであるHbA1cの変化と関連する因子についての検討を行った。[方法]国民健康保険加入者を対象とした室蘭市H25,H27年度特定健診受診者データから低血糖該当者175名(HbA1c<4.7)と糖尿病基準値該当者168名(HbA1c>6.8)のデータを除外し、2年間でのHbA1の変化が±0.4以上の者(以下、それぞれ改善群と改悪群)と変化が±0.3以下の者(以下、一般群)を抽出した3群間で患者属性項目の変化、特定健診の検査値の変化量、生活習慣関連のアンケート項目の変化についての比較、また患者属性項目、特定健診の検査値にはH25時点での比較を行った。連続値のデータに関しては群間で一元配置分散分析およびTukeyのHSD検定を行い、順序尺度のデータに関しては各群にMcNemar検定を適用した。[結果]H25時点での比較では、HbA1cの検査値について有意差(p<0.01)が認められた。また特定健診の検査値の変化量の比較では、HbA1c、BMI、腹囲、中性脂肪、HDLコレステロールで有意差が認められた(p<0.05)。さらに改善群では「夕食後の夜食/間食をしている」に有意差(p<0.05)が認められた。したがって改善群の特徴として「夕食後の夜食/間食」の有無がHbA1c値の改善に影響を及ぼした可能性が示唆された。