Japan Association for Medical Informatics

[3-F-2-05] 携帯情報端末の適正管理の現状と今後の課題

*Hozumi Horita1, Mayumi Nishiguchi1, Mizuho Okada2, Naota Naota1, Takuya Kinoshita1, Takehiro Matsumoto1 (1. 長崎大学病院 医療情報部, 2. 長崎大学病院 看護部)

Personal Digital Assistant, proper management, security training


【はじめに】A病院では2015年1月より携帯情報端末(以下PDA)を導入し、バーコード認証からケア実施入力、情報収集まで幅広く活用している。PDAはパソコンと比較して紛失や所在不明になりやすく、使用する看護師には情報機器管理に対する意識付けが求められる。今回PDAを使用する看護師の管理・運用方法と紛失時対応の理解度を、部署、経験年数、PDA稼働率別に比較検討を行った。【目的】PDAの管理方法についての周知状況を評価する【方法】1)調査期間:2020年1月~2020年3月2)対象:上記期間で、PDAを常時稼働している22部署の看護師510名3)調査方法:PDA管理簿の使用ルール5項目、PDA紛失・所在不明時の対応フロー内容9項目についてアンケート調査を行い、全ての質問項目に知っている、行っていると答えた人数の割合を部署・経年数・PDA稼働率別で集計し、PDA稼働率の中央値で2群に分け比較した。【結果】管理簿5項目全てを知っている、行っている人は156名(30.5%)、紛失時対応9項目全てを知っている、行っている人は54名(10.2%)だった。経験年数別で紛失時対応9項目を全て行っているとの回答は、11年目以上が最も高く17.2%、次いで6-10年目が11.1%と高かった。一方、1-2年目が最も低く4.9%、次いで3-5年目7.5%だった。PDA稼働率の高い病棟群と低い病棟群に分けて比較すると、管理簿5項目、紛失時対応9項目を全て知っている、行っていると回答した割合に有意差は認めなかった。【考察】常日頃からPDAの管理を適正に行っている看護師は全体の4分の1程度、更に紛失時対応の周知全体の1割程度であった。また、使用頻度による適正管理への理解度の差は認められず、経験年数により理解度の差があることから、経験年数に応じた積み上げ式の教育プログラムの作成が急務であることが示唆された。