Japan Association for Medical Informatics

[4-F-2-02] Telemedicine in the spread of COVID-19 in Japan

*Haruo Kuroki1 (1. Medical Corporation Shigyo-no-kai, Sotobo Children's Clinic)

telemedicine, COVID-19, regional collaboration in healthcare

この抄録を記載している2021年8月、デルタ株の感染拡大は爆発的である。もはや従来の感染者隔離による感染制御対策は破綻している。8月現在、COVID-19対策の肝要は、早期発見・早期治療である。早期介入による重症化予防と感染拡大阻止が重要である。オンライン診療はCOVID-19対策の基盤である。自施設ではこれまでCOVID-19事例のオンライン診療を重ねて来た。デルタ株の感染拡大により、症例は急速に増大している。8月中旬より、当地域の二次病院であるいすみ医療センターでアビガン投与が可能となり、プライマリケアと連動させた早期治療体制を始動させている。
 COVID-19事例で、診療の流れを記載する。プライマリケア施設での抗原定性検査・陽性判明後、漢方薬(柴葛解肌湯など)投与、いすみ医療センターでのアビガン処方、その際にウイルス定量・型別を施行、事例によってステロイド投与、CT撮影、その後はオンライン診療導入により経過観察。増悪時にはいすみ医療センターが後方支援をする。
 オンライン診療での診察の実際は、まず画面上で会話し、通常の問診をする。その時に、意識レベル、全身状態をみる。またカメラの前で口を開けてもらい咽頭所見を確認、上半身を見せていただき大きな呼吸で呼吸状態、咳嗽の確認をする。酸素飽和度モニターをその場で装着してもらい、酸素飽和度と脈拍を確認する。COIVD-19、特に現在のデルタ株の場合、急変ないし遷延する経過も取り得るので、しばらくは連日の診療とする。患者宅に訪問することなく、患者が外来通院することもなく連日患者の状態を画面で確認できる。また、医師にとっても往診と違い、1日に診察できる患者数も多い。オンライン診療の優位点である。処方はオンライン服薬指導による。
 COVID-19感染の現状は災害である。厚労省から連続して発出された0813. 0816事務連絡は災害医療としてのCOVID-19対策への支援とオンライン診療の活用と読める。新しい技術を導入して、国民全体でこの災害に向かう時であろう。