2018年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1H09-12] 溶融物挙動2

2018年9月5日(水) 14:45 〜 15:50 H会場 (B棟 B32)

座長:伊藤 啓(京大)

15:00 〜 15:15

[1H10] Multi-physicsモデリングによるEx-Vessel溶融物挙動理解の深化

(5) ペデスタル床複雑構造に拡がる溶融物の三次元流動

*古谷 正裕1、⼭路 哲史2、⼤⽯ 佑治3 (1. 電力中央研究所、2. 早稲⽥⼤学、3. ⼤阪⼤学)

キーワード:原⼦炉過酷事故、炉容器外コリウム挙動、コリウム広がり挙動、可視化、VOF法

BWRペデスタルのサンプピットや搬出口の複雑構造を付加造形技術によりスケーラブルに三次元造形した流路を作成し、模擬溶融炉心としてシリコーン油を流下させて三次元流動を三方向から可視化した。縮尺やシリコーン油の粘性、流下位置、流量をパラメータに実験を行い、床面上の液膜厚さ分布をレーザー計測して時系列データを取得した。またサンプピット2箇所と搬出口から流出する重量を計測した。VOF(Volume of Fluid)法による数値混相流力学シミュレーションを行い、実験で得られた三次元流動や液膜厚さ分布、流出重量の時系列が精度良く再現できることを確認した。