2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 304-1 伝熱・流動(エネルギー変換・輸送・貯蔵を含む)

[1B15-19] FP挙動

2018年3月26日(月) 16:40 〜 18:00 B会場 (C1棟 C1-311)

座長:小野 綾子 (JAEA)

16:40 〜 16:55

[1B15] 格納容器及び原子炉建屋内におけるエアロゾル沈着量評価手法の開発

(1)エアロゾル沈着挙動に係る表面材質の影響

*宮原 直哉1、鈴木 恵理子1、上澤 伸一郎1、佐藤 勇2、松浦 治明2、羽倉 尚人2、腰越 広輝2、逢坂 正彦1 (1. 日本原子力研究開発機構、2. 東京都市大学)

キーワード:エアロゾル、沈着、放出移行再現実験、表面材質

軽水炉シビアアクシデント時における環境への核分裂生成物(FP)放出量の合理的な評価手法の開発を目的として、格納容器及び原子炉建屋内における放射性エアロゾル沈着効果に係る基礎研究を実施している。エアロゾル沈着効果に影響を与える物理化学現象を把握するため、FP放出移行再現実験装置(TeRRa)を用いて、CsIの放出からエアロゾル沈着までの過程を再現し、様々な材質の試験片に沈着したエアロゾルを分析した。特にコンクリートについてはエアロゾルが表面のポーラス(凹凸)を埋めるなど、エアロゾル沈着効果に影響を与える可能性のある現象を把握した。