2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 401-1 基礎物性

[2D06-09] 核変換技術

2018年3月27日(火) 10:55 〜 12:00 D会場 (R1棟 R1-212)

座長:佐藤 勇 (東京都市大)

11:40 〜 11:55

[2D09] 溶融鉛ビスマス中の溶存酸素濃度測定の信頼性向上策の検討

*小松 篤史1、上野 文義1 (1. 日本原子力研究開発機構)

キーワード:ADS、鉛ビスマス、ジルコニア、酸素センサー

ADS用ターゲット材として溶融鉛ビスマス共晶合金(LBE)が検討されており、LBE中における材料腐食を低減するためにLBE中の酸素濃度を適切にコントロールすることが重要とされている。本研究ではジルコニア酸素センサーを用いた酸素濃度測定の信頼性向上について検討した。基準物質としてLBEより酸素活量の高いものと低いものの複数種類を同時に使用することでセンサー劣化の早期発見とともに測定精度の維持・確保が期待できると考え、基準物質の異なるセンサーを試作しLBE中の酸素濃度測定を行った。基準物質としてAg/Air, Co/CoO, Fe/Fe3O4の三種類を使用した所、いずれのセンサーでも250℃から450℃の範囲でほぼ等しい酸素濃度が測定された。