2018年春の年会

講演情報

一般セッション

IV. 核燃料サイクルと材料 » 404-1 同位体分離,同位体応用,ウラン濃縮/404-2 核化学,放射化学,分析化学,アクチノイドの化学

[2N01-03] 同位体分別・分離

2018年3月27日(火) 09:30 〜 10:25 N会場 (M3棟 M3-211)

座長:塚原 剛彦 (東工大)

09:30 〜 09:45

[2N01] ガリウム水和錯体間の同位体分別の理論計算

*加藤 千図1、藤井 俊行1、Moynier Frédéric2、浅井 久瑠美3、阿部 穣里3 (1. 大阪大学、2. パリ地球物理研究所、3. 首都大学東京)

キーワード:ガリウム、同位体分別、フッ化物、硫酸塩、リン酸塩、水和物

フッ酸、硫酸、リン酸中のガリウム水和物の化学種の存在度及び同位体分別効果を理論計算で求めた。形成されるガリウム錯体種、存在度及び同位体分別は、酸性度に依存した。フッ酸とリン酸中では酸性度が増加するにつれ、ガリウムの軽い同位体が濃縮するが、硫酸中では重い同位体が濃縮することが示された。