2018年春の年会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 305-3 原子炉設計,原子力発電所の建設と検査,耐震性,原子力船

[3K04-07] 評価技術とプラント安全評価

2018年3月28日(水) 10:55 〜 12:00 K会場 (U3棟 U3-311)

座長:南 則敏 (電中研)

10:55 〜 11:10

[3K04] キャスク内の不均等な燃料棒配列におけるKENOコード及びMCNPコードによる計算結果の比較

*畝原 啓1、溝渕 博紀1、菊池 尚嗣1、菅野 正行1、久保田 直人1 (1. (株)オー・シー・エル)

キーワード:未臨界解析、断面積、KENO、MCNP、キャスク

キャスクの臨界解析では、SCALEコードシステムに内蔵されているKENOコードと多群断面積ライブラリを使用することが多い。
KENOコードでは、キャスク内の燃料集合体モデルに使用される断面積の処理はバスケット格子内に配置される均等な燃料棒配列に基づいて行われるため、不均等な燃料棒配列を想定した臨界評価に使用される断面積の処理には、形状的な近似が含まれる。一方、類似のモンテカルロ法に基づく解析コードであるMCNPコードは、連続エネルギー断面積を使用し、燃料棒を忠実にモデル化して評価することができる。
キャスク内の不均等な燃料棒配列に関する評価をKENO コード及びMCNPコードで実施し、その計算結果を比較した。