[2K09-13] 溶融炉心挙動，FCI・MCCI対策

[2K11] シビアアクシデント時の溶融炉心冷却・MCCI対策の信頼性向上に係る研究

(その7)溶融炉心と低粘性化材の混合溶融物の拡がり実験

*合田 博志¹、蒲原 覚¹、竹内 淳一¹、戸田 太郎¹ (1. 三菱重工業)

キーワード：シビアアクシデント、溶融炉心、MCCI、拡がり実験

溶融炉心冷却を促進する低粘性化材の開発と関連する評価技術の開発に向け、本研究では低粘性化材が溶融炉心の拡がり挙動に及ぼす効果の確認と、拡がりモデル開発に資するデータの取得を目的として、溶融炉心と低粘性化材の混合溶融物の拡がり実験を行った。実験は仏CEAが所有するVULCANO設備を使用し、床材として犠牲材コンクリートと耐熱セラミックの異なる二種類の素材を対象に実施し、溶融物の拡がり距離、堆積厚さ、溶融物表面温度、床材温度等の時刻歴データを取得した。床材の違いが拡がり挙動に及ぼす影響を確認し、低粘性化材が溶融物の拡がりに及ぼす効果を確認することができた。また、拡がりモデルの検証に資するデータを取得することができた。