[2A_PL01] 第4世代原子力システム国際フォーラム(GIF)の活動と今後の方向性
GIF(Generation-IV International Forum)は、第4世代原子炉の開発推進を目的とした国際協力機関であり、現在、日米仏露など世界13か国と1機関(EU)が加盟している。第4世代原子炉の開発目標とこれを満たし得る6炉型(ナトリウム冷却高速炉、超高温ガス炉など)を選定し各開発ロードマップを策定するとともに、①安全設計と国際標準としての規制への貢献、②第4世代炉の社会市場での魅力の向上、③R&D協力の一層の促進、④GIF成果の世界への発信、について活動を進めている。更に、新しい取組として、小型炉(SMR)、革新製造技術・新材料(AMME)へも活動を広げている。これらについて、2019年1月から3年間の任期でGIFの議長を務めている講演者より概説する。