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[3H08] 電子線形加速器を利用したAc-225製造スケールアップ試験
(1)Ra-226試料作製及び制動放射線照射試験
キーワード:アルファ線内用療法、医療用放射性核種、ラジウム226、アクチニウム225、電子線形加速器
α線を放出する放射性核種を用いたがん治療(TAT:Targeted Alpha Therapy)に関する研究開発が世界中で進められつつある。TAT用核種として有望なAc-225は、現状、Th-229からの崩壊により製造されているが、製造量が少なく、加速器による製造が望まれている。そこで、我々は、小型高製造効率化が期待される電子線形加速器を用いることとし、Ra-226の(γ,n)反応により生成されるRa-225のβ崩壊により、Ac-225を製造することを検討している。今回、基礎試験の約1,000倍(50MBq)のRa-226原料を用いたスケールアップ試験を実施したので、試料作製及び照射試験の結果を報告する。