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[1B11] 高出力密度連続波ファイバーレーザー光の高速掃引と高速動画を用いたレーザー除染メカニズムの研究
(2)エポキシ塗装厚膜のレーザー除染
キーワード：連続波ファイバーレーザー、高速掃引、高出力密度、除染メカニズム、エポキシ塗装厚膜のレーザー除染
発電用原子炉は、大体約40万トンのコンクリートと約数千トンの金属材料から構成されている。発電炉の除染は、この構成物の表面に付着したRIの除去であるので、これらの構成物の表面を覆うエポキシレジン塗装膜、保護カバー、メッキ膜、錆等を最初に剥離除染する。 原子炉建屋の床面や生体遮蔽コンクリート等、また多くの金属製装置類と部品等は厚いエポキシレジンで塗装されている。これらの最新のエポキシ塗装厚膜は、レーザーに対して高い耐性を持つものが多く、ステンレス鋼より剥離しにくいものが多数知られている。ここでは、高出力密度高走査速度連続波ファイバーレーザーと低速・高速度動画観察を用いて、これらのエポキシレジン厚膜の剥離除染の機構と模擬除染試験を説明する。