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[2F13] Super LWRのスペクトルシフト運転が炉心平均特性に及ぼす影響の研究
キーワード:第四世代炉、スーパー軽水炉、スペクトルシフト運転、炉心設計、燃焼計算
原子炉冷却材に超臨界水を用いるスーパー軽水炉(Super LWR)は、BWRと同様に運転中に炉内の冷却材平均密度を増大させ、中性子スペクトルを軟化させることで運転サイクル後期の炉心反応度を向上し、運転サイクル長の延長や、ウラン資源の利用率向上が期待できる。しかし、飽和蒸気温度で運転するBWRと異なり、Super LWRは単相流の貫流冷却炉のため、冷却材密度変化はその温度変化を伴い、炉心の冷却性やプラント熱特性に影響する。本研究では、先行研究で設計されたSuper LWR炉心を対象に、その炉心冷却材入口温度と流量を運転中に変化させた場合の炉心平均核熱特性に及ぼす影響を評価した。また、運転初期にウォーターロッド中に水排除棒を挿入しておき、運転中に引き抜くことにより得られる反応度効果を概略評価した。