2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-1 炉物理,核データの利用,臨界安全

[2G18-21] 解析コード開発・検証2

2022年9月8日(木) 16:55 〜 18:00 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:木村 礼(東芝ESS)

17:10 〜 17:25

[2G19] BWR炉心核熱水力特性解析コードシステムCASMO5/SIMULATE5の適格性評価

(1) 取替炉心の安全性確認に用いる解析コードの適格性評価に係る要求事項及び確認方法

*工藤 義朗1、山内 景介1、山田 大智1、吉井 貴2、阿萬 剛史2、黒田 祐輔2 (1. 東京電力ホールディングス、2. テプコシステムズ)

キーワード:V&V、CASMO5、SIMULATE5、取替炉心

東京電力グループでは、取替炉心の安全性確認に用いる次期BWR炉心核熱水力解析コードシステムの整備を進めてきた。背景として、将来の10×10燃料、MOX燃料の導入など非均質性の増す燃料設計・核設計を持つ燃料においても適正に評価パラメータを解析できることが求められる点が挙げられる。一方、新検査制度では、取替炉心の安全性確認に使用するコードについて、事業者がその妥当性を確認することが要求されている。また、近年のモデル・シミュレーションの信頼性向上要求を踏まえた、日本電気協会の”取替炉心の安全性確認規程”、” 取替炉心の安全性確認に用いる解析コードの適格性評価規程”の策定などの動きがあり、信頼性の高い新しい解析コードへの要求がある。本報告では、規制要求事項や民間規格の整備状況を踏まえた上で、取替炉心の安全性確認に用いる解析コードに対する適格性評価(V&V)に係る要求事項、確認の考え方について述べる。