2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

IV. 原子力プラント技術 » 402-1 原子力安全工学(安全設計,安全評価,マネジメント)

[2J14-19] 水素処理システム

2022年9月8日(木) 16:10 〜 17:45 J会場 (E1棟4F 42番教室)

座長:唐澤 英年(JAEA)

17:10 〜 17:25

[2J18] シビアアクシデント時の水素処理システムの開発Phase-II

(5)低発熱水素処理材の水素処理性能の予測

*岡部 寛史1、山田 昂1、柳生 基茂1、山田 和矢1、河瀬 元明2、蘆田 隆一2、鴻上 弘毅1、正木 洋1 (1. 東芝ESS、2. 京大)

キーワード:シビアアクシデント、水素処理システム、金属酸化物、安全性向上、酸化反応、水素、反応速度

沸騰水型原子炉の格納容器において、シビアアクシデント時に大量に発生する水素への対策として、水素処理材に金属酸化物を用いた水素処理システムを開発している。 低発熱水素処理材の性能予測を行うにあたり粉末の反応機構モデルを検討し、その後粉末の反応機構モデルを成形体(φ2㎜)の反応管数理モデルに組み込んだ。熱重量天秤を用いて粉末の低発熱水素処理材の反応速度を評価した。反応特性から粉末の反応機構モデルを検討し、反応速度式を立式した。また、成形体については、50㎜分の低発熱水素処理材を反応管に充填し、水素濃度、水蒸気濃度、温度、圧力を変化させた水素処理試験を実施した。試験結果を解析し、水素処理性能を予測する実験式を作成した。実験式により試験結果を概ね再現できることを確認した。