2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-3 研究炉,中性子応用

[3G12-14] 医用RI生成

2022年9月9日(金) 15:20 〜 16:10 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:藤田 達也(規制庁)

15:20 〜 15:35

[3G12] 既設原子炉による医用RIの生成

(1)高速実験炉常陽の炉心中心/反射体領域におけるAc-225生成

*岩橋 大希1、佐々木 悠人1、前田 茂貴2、高木 直行1 (1. 東京都市大、2. JAEA)

キーワード:標的α療法、Ac-225、Ra-226、Th-230、高速実験炉常陽、(n,2n)反応、(3n,αβ)パス

Ac-225は、前立腺がん等の治療に用いる標的α療法(TAT)の放射性同位元素として注目されている。そこで、高速炉常陽にRa-226及びTh-230を装荷し、核変換によってAc-225を生成する方法を検討した。炉心中心部の高速中性子を利用した(n,2n)反応と、反射体領域で熱化した中性子を利用した(3n,αβ)反応によってAc-225生成が見込める。