2022年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-3 研究炉,中性子応用

[3G12-14] 医用RI生成

2022年9月9日(金) 15:20 〜 16:10 G会場 (E1棟3F 32番教室)

座長:藤田 達也(規制庁)

15:35 〜 15:50

[3G13] 既設原子炉による医用RIの生成

(2)高速実験炉常陽でのMo/Tc生成のためのスペクトル場調整

*佐々木 悠人1、岩橋  大希1、前田 茂貴2、高木 直行1 (1. 東京都市大、2. JAEA)

キーワード:Mo-99、Tc-99m、減速材、ベリリウム、重水素化イットリウム、高速実験炉「常陽」

診断用の RI として最も需要の高い Mo-99(半減期:66時間)/Tc-99m(半減期:6時間)は、100%輸入に依存している。そのため、海外の製造用原子炉の老朽化や自然災害に伴う輸送トラブル等による供給の不安定性から国産化が期待されており、RI専門部会でも議論が活発化している。
本研究では、高速実験炉「常陽」の炉心周辺の中性子減速場を活用したMo-98の中性子捕獲反応によって効率的にMo-99を生成する方法を検討した。具体的には、炉心構成、ターゲット装荷位置、減速集合体材料及びその充填割合等でパラメータサーベイをし、最も効率的な炉心構成を明らかにした。