2022年秋の大会

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合同セッション » 核データ部会, シグマ調査専門委員会

[3N_PL] 原子炉の廃止措置における放射化断面積データの現状と利用

2022年9月9日(金) 13:00 〜 14:30 N会場 (E2棟1F 102番教室)

座長:深堀 智生 (JAEA)

[3N_PL03] 廃止措置及び廃棄物処理処分における核データの利用と今後核データに期待すること

*田中 健一1 (1. エネ総研)

原子炉施設の廃止措置においては、放射化計算を実施し放射能インベントリ評価が行われます。これは放射性廃棄物の埋設処分を含む廃止措置の全ての工程で必須の情報になります。放射化計算では原子炉の運転条件に基づき、放射化断面積データ等を用いて生成される核種の種類と量を計算します。この放射化断面積データを内包した核データライブラリである「JENDL-5」が昨年公開されるなど、近年、新たな知見が多く得られるとともにその活用も進んでいます。そこで、本合同企画セッションでは、「JENDL-5」に含まれる放射化断面積データの概要や主な改訂点、原子炉の廃止措置及び埋設処分における放射化計算やインベントリ評価について報告するとともに、放射化断面積データ等の各種核データの現状と利用状況について議論します。