2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2E08-09] ジオポリマー

2023年9月7日(木) 11:25 〜 12:00 E会場 (オークマ工学機械工学館1F オークマホール)

座長:針貝 美樹(原環セ)

11:25 〜 11:40

[2E08] ジオポリマーの材料物性に関わる水素発生挙動の研究

*赤山 類1、松山 加苗1、湯原 勝1、豊原 尚実1 (1. 東芝ESS)

キーワード:ジオポリマー、水素、放射線分解

放射性廃棄物の保管における課題の一つとして、保管容器内に存在する水が放射線分解され水素が発生することが挙げられる。そのため、放射性廃棄物の固形化材料には、保有水量の少ないものが適当であると考えられている。ジオポリマーは、基本構造に水を含まないことから水素発生対策となり得る材料である。本研究は、ジオポリマーの材料物性が水素発生量に与える影響を検討することを目的に、メタカオリンとシリカフューム、水酸化カリウムを原料としたジオポリマーに対してガンマ線照射試験を実施し、発生水素量を測定するとともに物性測定を行った。その結果、ジオポリマーの材料物性、特に表面積と水素発生挙動に相関が見られた。