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[3L04] 液体リチウムターゲットの流動診断測定システムに関する研究
キーワード:液体リチウムターゲット
核融合中性子源は、40MeVのエネルギーを持った重陽子ビームを、バックプレート上を流れる液体リチウムターゲットに入射して、中性子を発生させる。重陽子ビームの飛程長が20mmであるのに対して、リチウムターゲット厚さは25mmである。そのため、重陽子ビームの到達地点からバックプレートまでの長さは5mm程度と短く、リチウムターゲットに異常が生じた場合、バックプレートに直接重陽子ビームが入射する恐れがある。これより、ターゲット表面の監視は、核融合中性子源の安全上きわめて重要である。本研究では、これまでのリチウムターゲット表面の測定データの解析処理をより高速化することで、ターゲット表面オンラインモニターの基盤技術を構築し、核融合中性子源のターゲットオンライモニター装置設計に貢献することを目的とする。