2023年秋の大会

講演情報

一般セッション

III. 核分裂工学 » 301-3 研究炉,中性子応用

[3M05-08] 医用RI製造2

2023年9月8日(金) 10:50 〜 11:55 M会場 (ES総合館3F ES034)

座長:相澤 直人(東北大)

11:05 〜 11:20

[3M06] 国内の原子力インフラを活用した医用 RIの自給技術確立に向けた研究開発(その2)

(6)高速炉を用いるAc-225製造におけるAc精製及びRa再利用プロセス

*大内 和希1、北辻 章浩1、前田 茂貴1、高木 直行2 (1. JAEA、2. 東京都市大)

キーワード:高速炉、常陽、Ac-225、Ra-226、分離

先行研究により高速炉でRa-226を中性子照射して生成するAc-225を効率的に回収するための精製プロセスをこれまでに検討してきた。今回、Ac-225を分離した後のRa-226を再度照射するための再利用プロセスを、Ba及びLaを代替元素として用いるカラム分離試験により検討した。Lnレジンを吸着材として用い、硝酸濃度を変化させることにより、Raを照射により生成が予想される不純物から単離できる条件を明らかにした。DGAレジンを吸着材として用いるAc精製法と併せて、Acの精製プロセス及びRaの再利用プロセスを提案する。