2023年春の年会

講演情報

一般セッション

V. 核燃料サイクルと材料 » 505-1 放射性廃棄物処理

[2I10-14] 廃棄物管理3

2023年3月14日(火) 14:45 〜 16:05 I会場 (13号館1F 1313)

座長:宇都宮 聡(九大)

14:45 〜 15:00

[2I10] 廃棄物処分の環境影響を基点とした原子力システム研究

(10)高速炉使用済MOX燃料由来のガラス固化体の処分場面積および被ばく線量の検討

*浜田 涼1、朝野 英一1、桜木 智史1、針貝 美樹1 (1. 原環セ)

キーワード:原子力システム 、核燃料サイクル、高速炉、MOX燃料、地層処分、核種移行、人間侵入、被ばく線量

廃棄物処分の環境影響の視点から実現可能な負荷低減方策を評価、提示する分野横断的研究手法の構築は、未来型原子力システムの廃棄物を基点とする最適化やオプション研究の準備となる。これまでに軽水炉UO2使用済燃料に対しMA分離の適用による地層処分の環境負荷への影響を評価しており、分離したMAは高速炉での燃焼を前提として、軽水炉の発電から高速炉の発電までを結節した原子力システム研究を進めてきた。本研究では高速炉MOX使用済燃料由来廃棄物の環境負荷として、処分場面積および地下水シナリオ、人間侵入シナリオによる被ばく線量を評価した。高速炉MOX使用済燃料の再処理及びガラス固化の手法と条件は、軽水炉UO2使用済燃料の場合と同様とした。