[2L04-09] 高温ガス炉解析

[2L05] 高温ガス炉解析のサーマルカットオフエネルギー

*北田 孝典¹、竹田 敏¹、山本 章夫²、山路 和也³、小池 啓基³、浅野 耕司³ (1. 大阪大学、2. 名古屋大学、3. 三菱重工業)

キーワード：高温ガス炉、サーマルカットオフエネルギー、燃料温度、黒鉛温度、MVP3.0

HTTRの単一燃料体体系の解析を実施し、高精度な高温ガス炉解析のためのサーマルカットオフエネルギーを調査した。BOLとEOLそれぞれにおいて、様々な燃料温度と黒鉛温度を想定し、MVP3.0の入力のうちサーマルカットオフエネルギーに対応するパラメータETHを変更して影響評価を行った。燃料温度または黒鉛温度が800K程度以上の場合、参照解との増倍率の差異を100pcm程度以下にするためにはサーマルカットオフエネルギーを少なくとも10eV以上にする必要があることが分かった。