日本認知心理学会第17回大会

講演情報

ポスター発表

[P1] ポスター発表1:記憶

2019年5月25日(土) 10:00 〜 12:00 セミナー室 (東館2階)

[P1-16] 日常場面における意図存在判断の規定因

*森田 泰介1 (1. 東京理科大学)

キーワード:予定、意図、展望的記憶

再来週の日曜日に何か予定が入っているかどうかを判断する場合のように,ある日時に予定が設定されているかどうかを判断することを意図存在判断と呼ぶ。本研究では計153名の大学生に日常場面での意図存在判断の成功・失敗の事例を報告するよう求めるとともに,意図存在判断がなされた予定の属性について尋ねた。その結果,想起手がかりや他者からの援助の多さと,意図存在判断の成功・失敗とが関係していることが示された。また,実際には存在しない予定であったにもかかわらず,予定が存在すると誤って判断された場合の,意図存在判断に対する確信度の高さは,予定し忘れ時の損害度と相関することが示された。これらの結果から,何かしなければならないことがある感じの生起を支えるメカニズムについて考察した。

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