[P3-24] 住宅の居間空間に対する若年者と中高年者の安心感評価
キーワード:住宅居間、安心感、CG画像
住宅の居間は居住空間の中心的な場所であり、居住者に安心感を与える空間づくりが重要である。本研究では、様々な加工を施した居間空間のCG画像に対する若年者と中高年者の安心感評価を比較し、安心感を与える居間空間の要件を定性的に考察した。まず、事前に実施したインタビュー調査で居間空間の安心感評価に関わる要素を把握し、それらを加工した室内3Dモデルのレンダリング画像を制作した。次に、制作したCG画像を用いて、10代~20代前半の若年層38名および40代~70代の中高齢層38名を対象に居間空間の安心感に関する評価実験を実施した。分析の結果、両年代に共通して高い天井高、明るい室内、和風内装、植物の多い空間が高評価であった。一方、中高齢層は、広い空間、少ない物の量に対する安心感評価が若年層に比べてより高かった。以上の結果を踏まえて各年代に好まれる居間空間イメージを制作し、居住者の年代を考慮した空間づくりについて論じた。
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