一般社団法人日本LD学会 第29回大会(兵庫)

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ポスター発表

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[P4] 計算・算数

[P4-03] 脳性まひ児の算数文章題の解き方とインフォーマル算数・認知機能の関連

3事例の個別検討を通して

〇小野 泰聖1、後藤 亜矢子2 (1. 北海道教育大学大学院教育学研究科、2. 北海道大学大学院教育学院)

Keywords:脳性まひ、算数文章題、インフォーマル算数

脳性まひ(Cerebral Palsy:CP)児は、算数学習に困難を示すことが多い。それには運動障害による数的な遊び経験の不足からインフォーマル算数が未獲得であるという問題や、視空間ワーキングメモリや注意・実行機能といったCP児が困難を呈するとされる認知機能が関与すると考えられる。しかし、CP児の算数文章題の解き方とこれらの能力の関連は検討されておらず、個別の能力に合わせた指導が難しい現状にある。
 そこで知的な遅れのないCP児3名を対象に、算数文章題の解き方、インフォーマル算数、認知機能の関連を検討したところ、算数文章題の正答率や解決方法に、インフォーマル算数の獲得状況や視空間ワーキングメモリの困難が影響することが示唆された。

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