The 30th Annual Conference of Japan Academy of Learning Disabilities (KANAGAWA)

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ポスター発表

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[P] ポスター発表
P01:アセスメント

[P01-06] 発達障害成人の主訴は日本版WAIS-IV知能検査の結果で説明できるか?

CHC理論に基づく5因子モデルを用いて

〇井上 操1、大六 一志2、島田 晋太郎1、井出 政行3、太田 晴久4、芹沢 亜沙子1、早坂 佑1、星野 直美5、太刀川 弘和3、高尾 哲也6 (1. つくば心療内科クリニック、2. 公認心理師、3. 筑波大学医学医療系、4. 昭和大学発達障害医療研究所、5. 所沢慈光病院、6. 水戸メンタルクリニック)

Keywords:発達障害、主訴、日本版WAIS-IV知能検査

成人の発達障害に標準的に用いられる検査としてWAIS-IV知能検査がある。その活用にあたっては,主訴の原因となっている能力を明らかにできることが重要であり,そのためには検査結果と主訴の関係を示すエビデンスが必要である。そこで本研究では,発達障害のある成人受検者を対象とし,CHC理論に基づく5因子モデルを用いて,日本版WAIS-IV知能検査の結果から主訴がどのように説明できるかを二項ロジスティック回帰分析で検討した。その結果,空間認知的な問題による片付けの苦手さは視覚処理が弱いことと関係し,プランニングの問題による片付けの苦手さは視覚処理が強いことと関係していた。また,多弁さは結晶性能力の弱さと関係していたことがわかった。

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