一般社団法人日本鉱物科学会2021年年会・総会

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ポスター

R1:鉱物記載・分析評価(宝石学会(日本) との共通 セッション)

2021年9月17日(金) 09:30 〜 18:30 ePoster Session

09:30 〜 18:30

[R1P-02] SEM装置を用いた透過菊池回折の分析とウルトラマイロナイトかんらん岩への応用

*伊神 洋平1、道林 克禎2 (1. 京都大学、2. 名古屋大学)

キーワード:透過菊池回折、電子後方散乱回折、かんらん石、ウルトラマイロナイト、かんらん岩


本研究では、高空間分解能で電子後方散乱回折(EBSD)同様の結晶方位解析が可能な透過菊池回折(TKD)分析を実施し、ウルトラマイロナイトかんらん岩中の微小粒子に適用した。走査型電子顕微鏡(SEM)とEBSD検出器を活用して、十分なTKDマップデータを得ることができた。SEM-TKD分析は、サブミクロンサイズの粒子を含むような細粒多結晶体試料の評価・微細組織観察に有効であると考えられる。