一般社団法人日本鉱物科学会2022年年会・総会

講演情報

口頭講演

R2:結晶構造・結晶化学・物性・結晶成長・応用鉱物

2022年9月19日(月) 09:00 〜 12:15 B251 (総合教育研究棟 B棟2F)

座長: 山根 崚(東北大学)、大藤 弘明(東北大学)、小松 一生(東京大学)

11:45 〜 12:00

[R2-11] 準結晶の原子配列と結晶外形の可視化

*門馬 綱一1、高倉 洋礼2 (1. 国立科博、2. 北大工)

キーワード:準結晶、非周期構造、VESTA

準結晶の構造や結晶外形などを統一的に可視化するため、結晶構造、電子・核密度、結晶外形など3次元データの統合可視化システムであるVESTA (Visualization for Electronic and STructural Analyses) を拡張した。準結晶の構造は5次元ないし6次元の周期構造の3次元断面として表現され、データはQUASI07_08 packageの入力ファイル形式*.atmおよび*.podから読み込む。また、フェイゾン歪みを与えることで高次元結晶データから近似結晶データの導出も可能である。 今後は、ユーザーインターフェースの拡張、補空間における占有領域の可視化などを実装し、次期バージョンVESTA4としてリリース予定である。