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[O-15-3] EVLA術後再手術症例の検討
キーワード:recurrence, redo
【背景】EVLA術後の早期,遠隔早期成績は良好であるが,再手術を要した症例を数例経験した。【目的】EVLA術後に再手術を施行した症例の詳細を検討する。【対象と方法】平成23年10月よりEVLAを行った102例116肢中再手術を要した4例を対象とし,初回術前状態・初回手術・再手術・再手術の適応などについて調べた。【結果】全例SFJからGSVへ逆流を認め,EVLAを施行した。IPV結紮を1例で追加した。CEAP分類はC2:1例,C4a:1例,C4b:1例,C6:1例であった。C4b例は蜂窩織炎が消炎後に手術を施行した。術翌日エコーでは全例EHIT(-)であった。術後3カ月,全例で新たにIPVを診断(Dodd1例,Boyd2例,その他1例)した。SFJの逆流残存を1例で認めたが,ASVへの逆流であった。手術適応は,鬱滞性皮膚炎が2例,痛みが1例,美容上が1例であった。術式は,IPV ligationのみが2例,IPV ligation+HLが1例,末梢GSV EVLAが1例であった。【考察】EVLA後に新たにIPVを診断した症例とSFJからASVへの逆流を認めた症例を経験した。IPVは術前の見落としや,太いドレナージ血管が術後IPVとなった可能性があり,慎重な術前検査が必要と考えられた。SFJ付近に側枝がある場合は高位結紮の併用も考慮する必要があると示唆された。