コンクリート工学年次大会 2014(高松)

講演情報

第36回コンクリート工学講演会(A.材料・施工) » 物性一般/軽量コンクリート(材料)

物性一般Ⅰ

2014年7月10日(木) 09:00 〜 10:30 第6会場 (第1リハーサル室)

[1088] コンクリート中のセシウム浸透挙動とその評価

座長(土木):岡崎慎一郎
座長(建築):胡桃澤清文
講演者:北野勇一1, 金田由久2, 矢島典明3
(1.川田建設 2.太平洋コンサルタント 3.ジェイペック)

キーワード:Cesium, Electron Probe Micro Analyzer Method, Supplementary Cementitious Materials, Fly Ash Concrete, セシウム, EPMA法, 混和材, フライアッシュコンクリート

論文PDFを表示
*大会会期中のみ閲覧可能です。
コンクリート中のセシウム浸透挙動を把握するため,塩化セシウム-塩化ナトリウム混合水溶液中に浸せきしたコンクリート供試体を用いEPMA法による測定を行い,塩化物イオンとセシウムの両方の浸透性を検討した。その結果,セシウムは塩化物イオンに比べてコンクリート中への浸透が小さいこと,フライアッシュや高炉スラグ微粉末を混和材として用いたコンクリートは塩化物イオンの浸透を抑制するばかりでなくセシウムについても同様の効果が得られることを確認した。また,コンクリート中におけるセシウム浸透挙動を定量化するための検討を行い,フライアッシュコンクリートを用いる場合の低拡散性などを評価した。