Durability Ⅲ

[1108] Study on the Derayed Etrringite Formation in Cast-in-place Concrete Structure

Koji TSURUTA¹, Hiroshi UEDA¹, Motoki UEHARA¹, Yuichiro RYU² (1.鉄道総合技術研究所材料技術研究部 2.鉄道総合技術研究所材料技術研究部)

Keywords:ASR, cast-in-place concrete, def, etrringite, scanning electron microscope, sulfate, エトリンガイト, 場所打ちコンクリート, 硫酸塩, 電子顕微鏡

ひび割れを生じた場所打ちコンクリート構造物の劣化原因として，エトリンガイトの遅延生成およびアルカリシリカ反応について検討を行った。その結果，セメントペースト中に針状結晶や蟹肉状の生成物が多数確認され，その組成がエトリンガイトと類似していたことから，この構造物ではエトリンガイトの遅延生成が生じた可能性があると考えられる。またアルカリシリカ反応は生じていたものの，劣化の主原因ではないと考えられることがわかった。