付着・定着・継手Ⅱ

[2089] 機械式継手を塑性ヒンジ部に同列配置した実大壁部材の力学的性状について

座長(土木)：滝本和志
座長(建築)：中野克彦
講演者：小倉貴裕¹, 後藤隆臣², 平野勝識³, 島弘⁴ (1.東京鉄鋼土木技術部 2.東京鉄鋼開発部製品開発課 3.フジタ技術センター土木研究部 4.高知工科大学大学院工学研究科)

キーワード：arranged in a row, full scale wall member, mechanical behaviors, mechanical splice, plastic hinge zone, screw re-bar joins, ねじ節鉄筋継手, 力学的性状, 同列配置, 塑性ヒンジ部, 実大壁試験体, 機械式継手

壁部材を対象として，機械式継手を塑性ヒンジ部に同列配置した場合の力学的性状について，実大規模の試験体を用いて検討した。その結果，本研究の範囲内で，塑性ヒンジ部に継手を設けない試験体と比較して，樹脂グラウト材を充填するねじ節鉄筋継手を塑性ヒンジ部に同列配置することでの，ひび割れ性状，変形性状およびひずみ分布に有意な差がないことが確認された。